脂漏性角化症

脂漏性角化症は別名老人性疣贅といいます。加齢が原因です。老人性色素斑(いわゆるしみ)から隆起してできることが多いです。20歳代から出現します。

当院での検査

ダーモスコピーで観察します。悪性腫瘍の疑いがある場合は市中病院、または大学病院にご紹介いたします。

当院での治療:保険内診療

液体窒素療法。当院ではスプレー式液体窒素を使用します。施術後は数ヶ月色素沈着を残します。

当院での治療:保険外診療

局所麻酔薬注射後に炭酸ガスレーザーを照射します。1~2週間、患部をテープで覆う必要があります。施術後は数ヶ月色素沈着を残しますが、液体窒素療法に比べると色素沈着の範囲が狭いです。

ほくろ

ほくろ(母斑細胞母斑)は未分化なメラノサイト系細胞である母斑細胞が表皮内、真皮内で増殖します。褐色あるいは黒色の色素斑、もしくは盛り上がった腫瘤です。脂漏性角化症などの良性腫瘍や基底細胞癌、悪性黒色腫などの悪性腫瘍との鑑別が必要です。

当院での検査

ダーモスコピーで観察します。悪性腫瘍の疑いがある場合は市中病院、または大学病院にご紹介いたします。

当院での治療:保険外診療

小さなほくろについてはご相談後、局所麻酔下で炭酸ガスレーザーを照射します。1~2週間、患部をテープで覆う必要があります。照射部位や体質によってはケロイドになる可能性やほくろが再発する可能性もあります。

院内設備

ダーモスコープ

ダーモスコープは、光源のついた拡大鏡を利用して皮膚の状態を観察します。痛みのない検査です。ほくろ、しみ、脂漏性角化症など色素が沈着した状態が詳しく観察できます。

光線治療器

  • ナローバンドUVB、エキシマライトなどの光線治療器は乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などに適応があります。
  • 10歳以上から照射可能です。通院頻度は週に1~2回程度です。
  • 1回の照射につき、保険が3割負担の方ですと約1000円です。

①部分型ナローバンドUVB

  • 紫外線治療:波長が311±2nmの紫外線を照射します。
  • 通常のUVBに比べて効果が高いとされています。
  • 照射面積が大きいため、全身に病変がある場合に適しています。外用で効果がない方に併用して使用する場合があります。

②エキシマライト

  • 308nmというナローバンドUVBより短い波長の紫外線を照射します。
  • ナローバンドUVBでは治療が難しい肘や膝などに効果が感じられます。
    また、皮疹の面積が小さい方は遮光シートを使用して患部のみへの照射が可能です。

液体窒素スプレー

  • ウイルス性のいぼ(尋常性疣贅)、首のいぼ(軟性線維腫)、老人性いぼ(脂漏性角化症)に適応があります。
  • 患部の大きさに合わせ、適宜ノズルを変えて冷凍凝固をします。
  • スプレータイプの冷凍凝固以外に綿棒やピンセットで冷凍凝固を行うこともあります。

BBL

  • Broad Band Light (BBL)という光を利用し、しみやくすみ、そばかす、赤ら顔をはじめとし、細かいしわやたるみなど、さまざまな肌のトラブルを改善することができる光治療器です。
  • 米国では、このBBL光治療をメンテナンスとして長年使用することにより肌を若い状態に維持することができるという研究や、BBL治療は肌の遺伝子発現を若い状態に近づけるという医学研究が発表されるなど、優れたアンチエイジング治療機器として有名です。

詳しくは:フォトフェイシャル(BBL)

CO2レーザー

  • CO2(炭酸ガス)レーザーの治療は、ほくろや脂漏性角化症などの治療に使用することがあります。
  • 大きさ、形状、部位などによっては炭酸ガスの適応ではない場合もあります。医師にご相談下さい。