紫外線治療:部分型ナローバンドUVB

波長が311±2nmの紫外線を照射します。
通常のUVBに比べて効果が高いとされています。
アトピー性皮膚炎、乾癬、尋常性白斑などに適応があります。

尋常性白斑

尋常性白斑は白なまずとも言われ、皮膚が完全に白くなり境界が明瞭な白斑が形成されます。原因ははっきりと分かっていません。

当院でできる治療

①外用療法:ステロイド、ビタミンD3やタクロリムスの外用薬
②光線療法:ナローバンドUVB、エキシマライト

円形脱毛症

頭部に円形状の脱毛斑が生じます。大部分は頭髪に生じますが、眉毛、ひげなど全身の毛が抜けることがあります。毛包がリンパ球の攻撃を受けて破壊されてしまうことが原因と言われていますが、理由は完全にわかっていません。リンパ球の攻撃が抑制されれば元通り毛が生えます。甲状腺疾患や尋常性白斑、アトピー性皮膚炎に合併する例もあり、自己免疫が関係しているとも推察されています。

当院でできる治療

ステロイド外用療法、光線療法

アトピー性皮膚炎

皮膚のバリア機能の低下(乾燥肌)とアトピーの素因(ご本人およびご家族がアレルギー性の喘息および鼻炎、結膜炎、皮膚炎を持っている状態)が関連しあって慢性の湿疹や皮膚炎を繰り返す病気です。

当院での治療

①外用療法:ステロイド軟膏、プロトピック軟膏やコレクチム軟膏などの炎症を抑える薬と保湿剤を使用します。プロトピック軟膏は一過性にヒリヒリするため少しずつ使用していきます。
②内服療法:抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬
③光線療法:ナローバンドUVB、エキシマライト

院内設備

ダーモスコープ

ダーモスコープは、光源のついた拡大鏡を利用して皮膚の状態を観察します。痛みのない検査です。ほくろ、しみ、脂漏性角化症など色素が沈着した状態が詳しく観察できます。

光線治療器

  • ナローバンドUVB、エキシマライトなどの光線治療器は乾癬、掌蹠膿疱症、尋常性白斑、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症などに適応があります。
  • 10歳以上から照射可能です。通院頻度は週に1~2回程度です。
  • 1回の照射につき、保険が3割負担の方ですと約1000円です。

①部分型ナローバンドUVB

  • 紫外線治療:波長が311±2nmの紫外線を照射します。
  • 通常のUVBに比べて効果が高いとされています。
  • 照射面積が大きいため、全身に病変がある場合に適しています。外用で効果がない方に併用して使用する場合があります。

②エキシマライト

  • 308nmというナローバンドUVBより短い波長の紫外線を照射します。
  • ナローバンドUVBでは治療が難しい肘や膝などに効果が感じられます。
    また、皮疹の面積が小さい方は遮光シートを使用して患部のみへの照射が可能です。

液体窒素スプレー

  • ウイルス性のいぼ(尋常性疣贅)、首のいぼ(軟性線維腫)、老人性いぼ(脂漏性角化症)に適応があります。
  • 患部の大きさに合わせ、適宜ノズルを変えて冷凍凝固をします。
  • スプレータイプの冷凍凝固以外に綿棒やピンセットで冷凍凝固を行うこともあります。

BBL

  • Broad Band Light (BBL)という光を利用し、しみやくすみ、そばかす、赤ら顔をはじめとし、細かいしわやたるみなど、さまざまな肌のトラブルを改善することができる光治療器です。
  • 米国では、このBBL光治療をメンテナンスとして長年使用することにより肌を若い状態に維持することができるという研究や、BBL治療は肌の遺伝子発現を若い状態に近づけるという医学研究が発表されるなど、優れたアンチエイジング治療機器として有名です。

詳しくは:フォトフェイシャル(BBL)

CO2レーザー

  • CO2(炭酸ガス)レーザーの治療は、ほくろや脂漏性角化症などの治療に使用することがあります。
  • 大きさ、形状、部位などによっては炭酸ガスの適応ではない場合もあります。医師にご相談下さい。