年齢とともに肌がかゆくなるのはなぜ?
- 乾燥肌
- かゆみ
- 皮脂欠乏性湿疹

年齢とともに増えやすい肌の乾燥やかゆみ。乾燥肌が起こる原因、代表的な症状、かきむしることで湿疹につながる理由について解説します。
乾燥肌は、なぜ起こるのでしょうか
乾燥肌は、ドライスキンとも呼ばれています。皮膚の水分や皮脂が不足し、正常な皮膚に比べて角質内の水分量が少なくなった状態です。
肌が乾燥すると、ひび割れが起こったり、粉をふいたようになったり、カサカサしたり、皮むけが起こったりします。皮脂欠乏症、乾皮症と呼ばれることもあります。
季節に関係なく、乾燥肌は起こります
空気中の湿度が下がる秋や冬は、誰でも多かれ少なかれ乾燥しやすくなります。
一方で、湿度が高い夏でも、エアコンの影響によって肌が乾燥することがあります。乾燥肌は、寒い季節だけに起こるものではありません。
年齢とともに、肌のうるおいは減りやすくなります
加齢に伴って皮脂の分泌や発汗量が低下すると、皮膚の水分を保つ力も弱くなります。
皮膚のうるおいは、主に次の3つによって保たれています。
- 皮膚表面の皮脂(トリグリセライド)
- 天然保湿因子(NMF)
- 角質細胞間脂質(セラミド)
これらが減少すると、皮膚の水分量が低下し、肌が乾燥しやすくなります。同時に、外部からの刺激を防ぐバリア機能も低下するため、かゆみが起こりやすくなります。
乾燥すると、かゆみや皮むけが現れます
皮脂や汗の分泌が減ると、皮膚が乾燥し、さまざまな症状が現れます。
たとえば、肌がかさつく、かゆくなる、粉をふいたように見える、ポロポロと皮が落ちるといった症状です。
乾燥によってかゆみが起こると、無意識に肌をかいてしまうことも少なくありません。
かきむしると、湿疹へ進むことがあります
肌の水分量が低下すると、皮膚のバリア機能も弱くなります。その状態で肌をかきむしると、さらに外部刺激を受けやすくなり、赤みやブツブツ、湿疹が現れることがあります。
乾皮症から炎症を伴う状態へ進んだものを、皮脂欠乏性湿疹と呼びます。
また、皮膚の乾燥によって、アトピー性皮膚炎など、もともとある皮膚の病気が悪化することもあります。
乾燥肌は、放置せず早めに気づくことが大切です
乾燥肌は、単なる肌のカサつきで終わるとは限りません。
かゆみが続く、赤みやブツブツが出ている、かきむしって傷になっている場合は、湿疹へ進んでいる可能性があります。乾燥が強くなる前に、肌の変化に気づくことが大切です。