太田皮フ科クリニック

アクロコルドン

アクロコルドン(軟性線維腫)とは

アクロコルドン(別名:軟性線維腫、スキンタッグ)は、首・わきの下・足のつけ根など、皮膚がこすれやすい部分にできる小さなやわらかいイボです。多くは2~5mm程度の肌色〜茶色の突起で、良性(がんではない)です。40歳以降に増えやすく、肥満・加齢・ホルモン変化・摩擦などが関係していると考えられています。糖尿病やインスリン抵抗性などの代謝異常との関係も報告されています。

アクロコルドン自体は健康に害を及ぼすものではありませんが、見た目や引っかかる不便さ、またまれに炎症を起こすことがあるため、医療機関での治療が推奨されます。


当院での治療

保険診療:液体窒素療法(凍結療法)

皮膚科では最も一般的な治療法です。スプレー式ま液体窒素(−196℃)をあて、イボ部分を凍らせます。色素沈着が気になる方や、美容面を重視する場合は炭酸ガスレーザーの方法が向いていることもあるので医師にご相談ください。

自費診療:炭酸ガスレーザー(CO₂レーザー)

痛みを減らすため、施術1時間前に麻酔テープを貼ります。炭酸ガスレーザーを使って、アクロコルドンを精密に蒸散(切除)し、周囲の皮膚へのダメージを最小限にします。

  • 出血がほとんどなく、仕上がりがきれい
  • 再発リスクが低く、治療後の色素沈着が軽い
  • 治療後1〜2週間は保護テープでケアが必要
  • 保険外(自費)診療

最近では、複数個をまとめて短時間で処理できるため、頸部や腋窩の多発例にもよく用いられています。


セルフケアについて

市販のイボ取り薬や糸で縛るなどの自己処理は推奨されません。感染や炎症、色素沈着、傷あとが残る原因になります。見た目が気になる場合は、皮膚科専門医に相談しましょう。また、摩擦を減らすこと・体重管理も予防につながります。