うおのめ(鶏眼)とは
うおのめ(鶏眼、けいがん)は、たこ(胼胝)と同じく皮膚の角質が厚くなりできる症状ですが、うおのめは角質が硬くなった中央部に「芯」があり、押すと強い痛みを感じるのが特徴です。たこと違い芯が深く、歩行や靴による圧迫で痛みが増します。
うおのめの原因
繰り返しの圧迫や摩擦が主な原因で、靴が合わないことや歩き方のクセなどが芯を作ります。芯は皮膚の内部に向かって硬く盛り上がった角質で、これが神経を刺激して痛みを引き起こします。
当院での治療
- 軟膏やテープによる角質軟化
サリチル酸を含むスピール膏®などで角質を柔らかくし、除去しやすくします。
- 物理的除去
専門医がカミソリや専用の器具で芯を取り除く処置を安全に行います。セルフケアでは痛みや感染のリスクがあるため医療機関に相談してください。
- 靴の調整や歩行指導
再発予防には原因となる靴の選択や歩き方の改善が重要です。
注意点と予防
- 角質を無理に削ると炎症や感染、出血を起こすことがあり、特に糖尿病などの基礎疾患がある場合は注意が必要です。
- 痛みの芯を安全に取り除き、原因圧迫を除去することで再発を防げます。
- 足に合った柔らかい靴やクッション性のあるインソールの使用をおすすめします。
まとめ
うおのめは芯があるため痛みを伴いますが、適切な治療で痛みを和らげ、日常生活の不便を改善できます。角質軟化剤の使用と専門医による芯の除去、靴や歩行の見直しが治療の基本です。自己判断での削除は避け、必ず医療機関で相談しましょう。
参考文献
- イボとミズイボ、ウオノメとタコ─どう違うのですか?─ - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)
- 日本皮膚科学会 一般公開ガイドライン(2024年改訂版)
- ニチバン スピール膏® 使用説明書