太田皮フ科クリニック

塗り薬を続けても症状が残るときに:新しい紫外線治療器を導入しました

監修:太田多美 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医 医学博士

著者:太田皮フ科クリニック

  • 光線療法
  • 紫外線療法
  • アトピー性皮膚炎
  • 乾癬
  • セラビーム

光線療法

塗り薬などの治療を続けても症状が残る方へ。光線療法を検討する場面、新たに導入した紫外線治療器と従来の機器との違い、照射後の注意点を紹介します。

「塗り薬を使っているのに、肘や膝など一部の症状が残る」「白斑や円形脱毛症について、ほかの治療方法も相談したい」。そのようなとき、病気や皮膚の状態によっては、症状のある部位に紫外線を当てる光線療法を検討できます。

太田皮フ科クリニックでは、部分照射型の紫外線治療器「セラビーム UV308 mini LED」を導入しました。これまでの治療を置き換えると決めて使う機器ではありません。診察で症状や治療経過を確認し、光線療法が適している場合に選択肢の一つとしてご案内します。

どのような悩みで相談できますか

光線療法は、次のような病気の治療で検討されることがあります。

お悩みの例
光線療法で検討できること
アトピー性皮膚炎で、治療を続けても一部の湿疹が残る
現在の治療を確認し、症状のある部位への照射を組み合わせるか検討します。
乾癬で、肘や膝などに症状が残る
症状の範囲に応じ、部分的な照射が適しているか判断します。
尋常性白斑が気になる
白斑の部位や範囲を確認し、光線療法を治療の選択肢として検討します。
円形脱毛症について治療を相談したい
脱毛の状態やこれまでの治療を踏まえ、照射の適応を判断します。

同じ病名でも、すべての方に光線療法が適しているわけではありません。塗り薬などの治療を続けながら使う場合もあるため、現在の治療を自己判断で中止せず、診察時にご相談ください。

新しい機器のメリットは何ですか

セラビーム UV308 mini LEDは、308nmをピーク波長とするUVB-LEDを光源に使い、症状のある部位に照射する機器です。部分的に照射できる点は、当院の機材ページに掲載している既存のエキシマライトにも共通します。

今回の機器で確認できる違いは、メーカーが指定した従来機との照射時間です。ウシオ電機によると、同じ照射量に要する時間は、従来機「セラビーム UV308 mini」の約4分の1です。

治療前後に知っておきたいこと

照射後には、赤み、ひりつき、乾燥などが生じることがあります。強い赤みや痛み、水ぶくれなどが出た場合は、当院へご相談ください。

紫外線で強い皮膚症状が出たことがある方や、現在薬を使用している方は、診察時にお知らせください。必要な通院回数・期間や、保険診療の対象になるかどうかは、診断と治療内容に応じてご案内します。

よくある質問

塗り薬を使っていますが、光線療法も受けられますか?

塗り薬などによる治療と組み合わせて検討する場合があります。使用中の薬とこれまでの治療経過を確認したうえで判断しますので、自己判断で薬を中止せず、診察時にお伝えください。

1回の照射で症状は改善しますか?

1回での改善や、必要な治療回数を一律にお約束することはできません。皮膚の反応と症状の変化を確認しながら、治療を続けるか判断します。

照射した後に気をつけることはありますか?

赤みやひりつきなどの皮膚反応に注意してください。強い痛みや水ぶくれが出た場合は当院へご相談ください。個別の注意点は、照射する部位や皮膚の状態に応じてお伝えします。

自分の症状が対象か分からなくても相談できますか?

はい。診察で病名、症状の範囲、これまでの治療を確認し、光線療法が適しているかを判断します。受診方法は当院の予約案内をご確認ください。